2度目の丑の日もとうに過ぎた晩夏のイチジツ。
盃横丁のみや川さんに行って来ました。
日吉町に間借りされていた時代から何度も通ったひいきの鰻屋さんです。
8年前に先代が暖簾を降ろされてから7年を経て、昨年復活を果たしたみや川さん。
昨年は再開祝の意味と7年分の渇望を満たすために鰻2本を使ったハイエンドの「寿」(7,200円)を注文して、ご主人に「ご飯は残しても良いですよ」と気を使わせてしまいました。
今回は無難に1本を使った「松」に定番のおつまみ系を組み合わせた「松コース」を頼みました。
ビールはサッポロラガー。
個人的な偏見ですが、サッポロを置いてるお店は基本的に間違いないと思っています。
昔わが家に泊りに来たドイツ人の友人夫婦もサッポロをすごく気に入ってました。
お通しは骨せんべい。
けっこう食べであり。
うなぎのトップバッターは串焼き。
肝焼きと短冊でした。
選べるなら、ひれが食べたかったですが、この2本が万人向きな選択であることは十分承知しています。
肝は6匹分とか。
タレは昔から変わらない端麗系。
甘過ぎず、くどくないチューニング。
これが好きでひいきしています。
お酒はもちろん西の関。
芳醇系で甘口のお酒です。
端麗系のタレによく合います。
うざく。
これも酸味控えめで、酢の物がちょと苦手な自分にはありがたい。
煮こごり&うまき。
この煮凝りこそ、みや川さんの最大の魅力。
非常にしっかりと凝固した煮凝りです。
味はこれもあっさり系。
どうも砂糖や水飴の使い方が自分の感性にピッタリなようです。
断面はいわゆる萌断的。
どうです?
見事でしょう?
お酒、2本目は宗玄。
かなり辛口でこれはちょっと失敗。
次は西の関オンリーでいきましょう。
梅水晶&板わさは箸休め。
舌休めになりました。
鰻重松&肝吸。
メインです。
しっかり蒸して、焼きは軽め。
焦げ目を付けない程度です。
関東風のお手本的仕上がり。
ここでもタレの良さ(自分との相性)が際立って、美味しくいただけました。
肝吸は出汁がちょっと強めか。
先代もこうだったか。
若干気にはなりました。
コースが終わって、しばし歓談。
フロアは昨年の妹さんから、奥様に交替してました。
いろいろご事情があるようで。
発信が足りないなどと失礼なことを言ってしましましたが、インスタも、FBもやっておられて、特にインスタの方の画像は食欲をそそられます。
ご馳走様。