寒いですね。
暖冬に慣れ切った体には今年の冬はきつい。
暖を取ることが日々のエフォートの対象になっている感じです。
師走はまだ新そばの季節ですから、いつもならもりで味と香を楽しむところですが、暖の方が優先度上。
おそばは釜揚げや湯溜めにしてもらって手繰ってます。
小平の佳蕎庵では湯溜めがおすすめ。
庵主は細切りを身上にしてますから、一度冷水で〆てからお湯に浮かべる方が良い。
キリっとしたそばを味わうことができます。
佳蕎庵の湯溜めは、汁ももり汁ではなくて、玉子入りの温かいつけ汁になるので、暖取り効果も十分。
冬の風物詩と言っても過言ではありません。
ちなみに、湯ざめは冬の季語ですが、湯だめは季語にはなってないみたいです。
釜揚げはそばを選びます。
釜揚げに向いてるそばとそうでないそばがある。
気持ち太めのマッチョなそばなら打ってつけ。
久米川の玄治さんは、マッチョと言ったら怒られそうですが、どちらかと言うと男性的な力強いそば。
冷めにくい鉄なべの中で最後のひと手繰りまでへたれることなくつながってます。
つけ汁は普通のもり汁。
でも、そばが冷める心配はなし。
熱気をそのまま胃の腑に送り込めます。
釜揚げと湯溜めの違い、わかりますか?
お湯の色が違いますね。
冷水〆をしてるかどうかで、これだけお湯の色が違うんです。
寒さは当分続きそうです。
温かいそばは種物だけじゃありません。
たまには釜揚げや湯溜めもいかが?